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スペクトラム社、新たなフラッグシップとなる任意波形発生器を発表

デジタイザなどの計測機器メーカであるスペクトラム・インスツルメンテーション社は、このたび、高性能の任意波形発生器(AWG)4モデルを発表しました。M5i.636シリーズ2モデルとDN2.636シリーズ2モデルです。この新モデルの発表は、スペクトラム社の製品ポートフォリオにおいて重要なマイルストーンとなります。今回発表した新型AWGは、無線周波数(RF)およびマイクロ波の信号生成などの高度な要件が求められる分野に最適で、最大10 GS/sの出力レート、16-bitの高い垂直分解能、最大3.9 GHzの帯域を実現します。本製品は無線通信、レーダーシステム開発、量子研究、航空宇宙試験などの最先端分野に従事するエンジニアや科学者向けに設計されています。

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10 GS/sの出力レート、16 bit分解能の新型AWGを発表

スペクトラム社のデジタイザカードをイルカの発するソナークリック音のマウスクリックへの変換に応用

イルカのソナー行動で発するクリック音を拾うプロジェクトにスペクトラム社のデジタイザカードが使用されていることを発表しました。イルカは驚くほど正確な反響定位能力を持ち、獲物を探す際に海中の狭い領域に意識を集中させることができます。フロリダ州キーズにあるDolphin Research Center(DRC)では、15個の水中マイクアレイを使用してイルカがソナーとして発するクリック音を拾うプロジェクトを進めています。信号は、スペクトラム社の16チャンネルデジタイザシステムで捉え、カスタムAIプログラムによって処理されます。さまざまな信号から、イルカがソナーを通じて焦点を当てている位置を特定することができます。2025年末には、このシステムを使って、イルカが水中スクリーン上のカーソルを操作できるようにする第二段階に進む予定です。第二段階では、イルカがカーソルを動かし、その結果を視覚的に確認できるようになります。

Ethernet接続で容易に制御可能な新しい超高速GHz帯デジタイザを発表