新たなSDKオプション, SCAPP software optionを発売しました
SPECTRUMは、新たなSDK, SCAPP software option (the Spectrum CUDA Access for Parallel Processing)を発売しました。
現在、デジタイザを使用する時に、CPU或いは複雑なプログラムが必要なFPGAのいずれかを使用しなければならないため、それが演算処理のボトルネックになっています。SPECTRUMは、新しいSCAPP(Spectrum CUDA Access for Parallel Processing)ソフトウェアオプションにより、この問題を解決します。それは、信号をデジタル化し、処理し、かつ分析するための非常に使いやすく強力な方法です。
SCAPPは、CUDAベースのグラフィカルな処理装置(GPU)が、任意のSPECTRUMのデジタイザのデータを直接アクセスする事を可能にします。
大きな利点は、データが、デジタイザからGPUに直接渡る事です。この場合、GPUボードの高速並行処理のprocessing coreが、最大5000 coreまで使用できます。
それは、8或いは16のcoreしか持っていないPCと比較して、大幅なパフォーマンス向上を提供します。
さらに、信号が50 MS/s、500MS/s、5GS/sなどの高速でディジタル化されている場合、それは、より重要になります。
詳細説明(英文)
次世代の16ビットデジタイザ(より小さく、より速く、より良く)を発表
SPECTRUM社は、新しいディジタイザカードシリーズの最初の製品を発表しました。
来年からの全ての製品のPCIeベースになる新しいプラットフォームM2pと新しい59xxモジュールです。それは多くのバリエーションを提供します。
M2pプラットフォームおよび59xxモジュールは、速度とチャンネルに関して多くのオプションを備えた13種類の新しいディジタイザカードを提供します。
M2p.59xxシリーズは、3種類のサンプリングスピード20 MS/s、40 MS/、80 MS/sを持ち、1枚のカード当たり1~8チャンネルを構成できます。SPECTRUMのユニークなモジュール設計哲学に基づいて提供される13種類のモデルは、顧客の要求仕様に完全にマッチしています。
より多くのモデルが2018年にリリースされる予定です。
詳細説明(和文)
SPECTRUM社が、自社の製品を価格据え置きで、5年保証とする事を発表しました。
SPECTRUM社が他社に先行して、自社の製品を、製品価格据え置きで、2017年7月1日出荷分より5年保証とします。
SPECTRUM社(お客様のご要求に、完全にフィットする製品を提供する開拓者)は、製品の保証期間を今までの2年から、他社に先駆けて、製品価格を据え置きで、5年に延長する事を発表しました。
Spectrum Instrumentation announces industry-leading, five-year warranty – SPECTRUM Instrumentation (spectrum-instrumentation.com)
CEOのギゼラ・ハスラー氏によると、
「これは、競合他社のどれよりも著しく優れており、私達が製品に作り込んでいる品質が非常に優れている事を反映しています。」
「私たちは、過去10年間を超える期間のワランティー期間外の修理履歴を精査した結果、5年保証の期間に殆ど修理がないであろう事を確信しています。 私たちが今年修理した最も古い製品は、14年前に製作されたものでした。 これは、私たちのお客様にとって重要であり、私たちの製品を信頼し、産業用・医学用のような長期間使用し且つ高額のマシンを構築するOEM製品にとって特に重要です。
さらに、私たちの製品は多くの場合、長期間の研究の重要な構成要素として使用されています。– 2017年7月1日以降に出荷される製品が5年間保証になる事で、全てのお客様は、私達の製品を安心して使用していただけます。」
尚、同時に、社名を「Spectrum Systementwicklung Microelectronic GmbH」から「Spectrum Instrumentation GmbH」に変更する事を発表しました。
コスト効果の高いマルチチャネルAWG(最大24チャネルまで完全同期)を8機種発売しました。
AWGシリーズに、8機種のgeneratorNETBOX DN6.66xxシリーズを追加しました。
Model | Channels | Sampling Speed | Resolution | Bandwidth | On-board Memory |
DN6.663-06 | 6 | 1.25 GS/s | 16 Bit | 400 MHz | 3 x 2 Gsamples |
DN6.663-08 | 8 | 1.25 GS/s | 16 Bit | 400 MHz | 4 x 2 Gsamples |
DN6.663-10 | 10 | 1.25 GS/s | 16 Bit | 400 MHz | 5 x 2 Gsamples |
DN6.663-12 | 12 | 1.25 GS/s | 16 Bit | 400 MHz | 6 x 2 Gsamples |
DN6.662-12 | 12 | 625 MS/s | 16 Bit | 200 MHz | 3 x2 Gsamples |
DN6.662-16 | 16 | 625 MS/s | 16 Bit | 200 MHz | 4 x 2 Gsamples |
DN6.662-20 | 20 | 625 MS/s | 16 Bit | 200 MHz | 5 x 2 Gsamples |
DN6.662-24 | 24 | 625 MS/s | 16 Bit | 200 MHz | 6 x 2 Gsamples |
24チャネルまでの完全同期
AWGシリーズに、8機種のgeneratorNETBOX DN6.66xxシリーズを追加しました。
それらは、LXIに準拠しており、イーサネット接続(PC或いはローカル・エリア・ネットワーク(LAN))により任意のテストシステムへ容易に組み込む事ができます。
最先端技術の16ビットのディジタルアナログ技術(DAC)を使用して、AWGは6~24チャネルの完全同期出力を提供します。
また、出力は1.25GS/s、400MHz帯域、内蔵大容量メモリ(最大1チャネル当たり1GSample)、或いは625MS/s、200MHz帯域、内蔵大容量メモリ(最大1チャネル当たり1GSample)であり、出力電圧範囲は、ハイインピーダンス負荷の場合±5 Vまで、50Ω負荷の場合±2.5 Vまでです。
ほとんどのアプリケーションでは、チャンネル間のクロック位相関係を維持するために、出力チャネルは、すべてクロックとトリガで同期されます。
クロッキングシステムは、内部/外部クロック、或いはリファレンスクロックの二者択一で、正確な位相固定回路(PLL)を使用して、チャネル間の完全同期を実現しています。
チャンネル間のスキュー時間は、すべてのチャネル間で、最大130ピコセカンド未満に押さえられています。
使いやすいGUIのオペレーティングモードおよびハードウェアセッティングにより、SBench6-Proは、AWGをのすべての機能をコントロールし、波形生成ばかりでなく、データ分析およびドキュメンテーションのための機能までも持っています。
高速・高分解能デジタイザ用の機能(ボックスカー平均機能(移動平均機能))新発売
SPECTRUM社の新しい「ボックスカー平均(移動平均)機能」は、ノイズを平滑化して、クリアな信号を得るために役立ちます。
技術的な特長
・オーバーサンプリングされた信号に対して分解能の改善
・SPECTRUM社の44xxシリーズPCIe、PXIeおよびNETBOXデジタイザのすべてに標準装備
・SBench6 Proによる完全サポート
◇この機能は、今後出荷される44xx製品だけでは無く、出荷済みのすべての44xxシリーズ製品に対しての標準機能です。
必要なお客様は、Spectrum Control Centerの「firmware upgrade」機能を使用することにより、この機能を手持ちの
デジタイザに付加する事ができます。
◇ボックスカー平均機能は、SPECTRUMの標準ドライバ(最も一般的なプログラミング言語をすべてサポート)でプログラ
ミング可能です。
また、自分自身でプログラムを書きたくないお客様のために、SPECTRUM社は、SBench 6-Proで、この機能をサポート
しています。