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2025.10.15

スペクトラム社のDDS技術により量子コンピューティングのためのマイクロ波イオン制御が可能に

デジタイザなどの計測機器メーカであるSpectrum Instrumentation社(本社ドイツ・グロースハンスドルフ/以下、スペクトラム社)は、ドイツのスタートアップ企業eleQtron社(以下、エレクトロン社)が量子コンピュータにおけるイオン制御手法として、スペクトラム社製のDirect Digital Sythesis(DDS)機能を搭載した任意波形発生器(AWG)を採用していることを発表しました。

世界中の量子科学者たちは、より信頼性が高く、強力な量子コンピュータを実現するための研究に取り組んでいます。ドイツのスタートアップ企業エレクトロン社は、個々のトラップイオン型量子ビット(qubit)を制御するために、レーザーの代わりにマイクロ波放射を使用した画期的な量子コンピュータを販売しています。これにより、設計の簡素化が図られ、冷却および消費電力の大幅な削減が可能です。この大きな進歩は、出力ごとに最大20の正弦波キャリアを生成できる、スペクトラム社の高度なDDS技術を用いたAWGによって実現しています。

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スペクトラム社、最大12チャンネルの新型マルチチャンネルGHzデジタイザを発表

デジタイザなどの計測機器メーカであるスペクトラム・インスツルメンテーション社(本社ドイツ・グロースハンスドルフ/以下、スペクトラム社)は、12ビット分解能、最大6チャンネルで10 GS/s、または12チャンネルで5 GS/sのデータ収集速度を実現する新型フラッグシップ・デジタイザ「DN6.33x」を発表しました。本シリーズは、同社の「NETBOX」シリーズに属し、PC、ラップトップPC、ネットワークにEthernetケーブル1本で接続、制御可能な使いやすい機器群です。包括的なソフトウェアパッケージと多数のハードウェア機能により、自動試験用途や、完全に同期した複数入力信号の取得に最適です。今回15種類の新モデルが追加され、スペクトラム社は5 MS/sから超高速10 GS/sまで対応する合計94種類のNETBOXデジタイザを提供します。

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スペクトラム社、新たなフラッグシップとなる任意波形発生器を発表

デジタイザなどの計測機器メーカであるスペクトラム・インスツルメンテーション社は、このたび、高性能の任意波形発生器(AWG)4モデルを発表しました。M5i.636シリーズ2モデルとDN2.636シリーズ2モデルです。この新モデルの発表は、スペクトラム社の製品ポートフォリオにおいて重要なマイルストーンとなります。今回発表した新型AWGは、無線周波数(RF)およびマイクロ波の信号生成などの高度な要件が求められる分野に最適で、最大10 GS/sの出力レート、16-bitの高い垂直分解能、最大3.9 GHzの帯域を実現します。本製品は無線通信、レーダーシステム開発、量子研究、航空宇宙試験などの最先端分野に従事するエンジニアや科学者向けに設計されています。

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10 GS/sの出力レート、16 bit分解能の新型AWGを発表

スペクトラム社のデジタイザカードをイルカの発するソナークリック音のマウスクリックへの変換に応用

イルカのソナー行動で発するクリック音を拾うプロジェクトにスペクトラム社のデジタイザカードが使用されていることを発表しました。イルカは驚くほど正確な反響定位能力を持ち、獲物を探す際に海中の狭い領域に意識を集中させることができます。フロリダ州キーズにあるDolphin Research Center(DRC)では、15個の水中マイクアレイを使用してイルカがソナーとして発するクリック音を拾うプロジェクトを進めています。信号は、スペクトラム社の16チャンネルデジタイザシステムで捉え、カスタムAIプログラムによって処理されます。さまざまな信号から、イルカがソナーを通じて焦点を当てている位置を特定することができます。2025年末には、このシステムを使って、イルカが水中スクリーン上のカーソルを操作できるようにする第二段階に進む予定です。第二段階では、イルカがカーソルを動かし、その結果を視覚的に確認できるようになります。

Ethernet接続で容易に制御可能な新しい超高速GHz帯デジタイザを発表

義肢を動作させるために使用される量子センサ

スペクトラム・インスツルメンテーション社(以下、スペクトラム社)は、ドイツの学際的コンソーシアムであるQHMIが、義肢に使用する特定用途向け集積回路(ASIC)と光集積回路(PIC)の設計に超高速デジタイザ(M5i.3357)と任意波形発生器(M4x.6631)を活用していることを発表しました。
義肢装具を制御するためには、体の電気信号を検知する必要があります。現在では、体内に電極を埋め込む方法が最も一般的ですが、侵襲的であることに加え、電極が劣化したり位置がずれたりするリスクがあります。ドイツのStuttgartを拠点とするQHMIコンソーシアムは現在、量子センサを使用して、超高感度の量子磁力計を体の表面に装着し、皮膚の上から非常に小さく高速な神経信号を測定するという、これまでとはまったく違ったアプローチで開発を進めています。現段階では、科学者たちは、スペクトラム社の超高速デジタイザ(M5i.3357)と任意波形発生器(M4x.6631)を使用して信号の特性評価を行い、最終的に必要な特定用途向け集積回路(ASIC)と光集積回路(PIC)を設計しています。
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スペクトラム社がPCIeインタフェースAWGカードのフラッグシップシリーズを発表

1チャンネルあたり50トーンのDDS信号発生器

デジタイザなどの計測機器メーカであるスペクトラム・インスツルメンテーション社(本社ドイツ・グロースハンスドルフ/以下、スペクトラム社)は、96xxシリーズDDS信号発生器ファミリーを発売し、同社の製品群に新しい製品カテゴリーを形成します。この新しいDDS信号発生器は、1つの出力チャンネルに最大50個の正弦波キャリアを提供します。この機能により、エンジニアや科学者は、マルチトーンの正弦波信号を生成し、かつ個別に制御できる新たな選択肢を利用できるようになります。DDSとは「ダイレクトデジタル合成(Direct Digital Synthesis)」の略称で、純度の高い信号(一般的に正弦波コア、キャリアあるいはトーンとも呼ばれる)を生成する強力な手法です。この技術の特徴は、出力周波数の超高速な切り替えと精密な周波数分解能です。本製品シリーズにより、最大200MHzという広範囲の動作周波数をカバーする複数のトーンの生成が可能で、生物医学、通信、半導体、量子科学などの業界における、要求の厳しいアプリケーションに適した、唯一無二の機敏性を備えた信号源となります。製品紹介動画をご覧いただけます(5分)


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